こころの動き

その二

衝撃的な段階を通り過ぎると、「検査が続いていてまだ結果が出ていない時期に戻れたらいいな」「1年前に戻りたいな」といった漠然とした思いが生まれたり、自覚症状がない場合は「夢なのかもしれない」と思うときもあります。

これらは「否認」というこころの動きで、そう思うことで自分自身を守っているのです。

また、この時期には喪失感を味わうこともあるでしょう。

「今までのペースでは仕事ができなくなる」

「好きなように旅行に行けなくなってしまう」

などと思って、家庭や職場における自分の役割やイメージが少しずつ変わっていく寂しさを感じてしまうこともあります。

さらに、「1年前に受診していれば、もっと早くみつかったのに」
「あんなに無理して働いたからこんなことになったんだ」
などと後悔の気持ちがわいてくる場合もあります。

こころの動き

その一

ここでは、がんによるこころの動きをお話しましょう。

多くの患者さんが、多かれ少なかれ、以下のようなこころの過程を経てがんと向きあっているといわれており、不安を感じるのは特別なことではないようです。

初めてがんと知ったときには、「まさか」あるいは「やっぱり」というような複雑な気持ちになることが多いようです。

急なことなので、衝撃的な段階ともいわれます。

いろいろ予想して、こころの準備がある場合でも、または知識や情報がたくさんあったとしても、心が動揺してしまうでしょう。

あとからこの時期のことを振り返って「頭の中が真っ白になった」と話される患者さんもいます。

この状態は2〜3日続くこともありますが、1晩くらいで済んでしまう場合もあります。

体験者の悩みや負担

体験者の悩みや負担

2003年にがんと向き合った患者さんを対象とした調査が行われ、悩みや負担の内容について尋ねたところ、再発・転移の不安、将来に対する漠然とした不安といった「不安などのこころの問題」の回答が、全体の約半数をしめていました。

つまり、体験した多くの方が、こころの悩みを抱えていることが実態として明らかになったのです。

◆がん体験者の悩みや負担の割合%(上位7件を抜粋)

1.不安などの心の問題:48.6%

2.症状・副作用・後遺症:15.1%

3.家族・周囲の人との関係:11.3%

4.就労・経済的負担:7.9%

5.診断・治療:6.7%

6.生き方・生きがい・価値観:4.4%

7.医療者との関係:2.2%

こころの道しるべ

がんになったら・・・

あなたはどのようにがんと向き合えばよいのでしょうか?

こころが動揺してしまうのはごく自然なことです

あなたががんと向き合い、上手につきあっていくための『道しるべ』になればと願い、この記事を書いていきます。

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